導入事例法政大学様

C-Learningを選んだ理由は?

本学では、これまでマークシートを使っての授業改善アンケートを全学規模で実施していましたが、授業時中に実施することや、集計作業に時間がかかるために教員への結果フィードバックが遅いことが、大きな課題となっていました。そこで、授業改善につながるアンケート本来の目的のためにWEBへの切り替えが検討され、その結果、デジタルデータで即時集計と確認ができる「C-Learning」の導入に至りました。

「C-Learning」は、スマートフォンやPCだけでなく従来の携帯電話からも利用できるうえ、マークシートで回収した回答データも取り込むことができます。また、ASPならではの低コストと取り入れやすさ、システム設定の簡便さなども決め手の理由となりました。

実施までにどのような準備を?

導入決定から実施までの期間があまりありませんでしたが、導入前には特別に対応しなければいけないデータの処理方法の検討や、本学の実施に適したシステムの改修・検証、実際のデータを使ってのテストなどを徹底して行いました。また、WEBアンケートの実施にあたり、学生への告知に注力しました。今回は授業時間外でのアンケートなので、いかに周知できるかが回答率アップのカギとなります。そのため、キャンパス内各箇所での看板・教室内外の掲示物の設置、校内放送、学生へのメール送信、チラシや促進グッズの配布など、様々な告知方法を試行しました。

C-Learningの導入効果は?

従来のマークシートで挙がっていた課題は、① 教員および学生に多大な負担感を持たせている ② 授業時間を大幅に削ってしまう ③ 教員へのフィードバックに時間がかかってしまう ④ 教員がアンケート結果を活用しているか検証できない ⑤ 質問項目が固定化している  などでしたが、これらはほぼ解消することができました。

また、準備段階で感じたメリットですが、マークシートの場合、学部・研究科の独自質問の追加に字数等の制限があり、さらに、用紙印刷の関係で、2、3ヶ月前までに独自質問追加・変更の申請をしなければなりませんでした。今回の導入によって、これらの課題もすべて解消されました。アンケート実施直前まで独自質問の追加・変更ができ、字数の制限もありません。そのおかげで、学部・研究科独自質問追加の申請も従来と比べて多く寄せられています。

一方で、新たな課題もあります。まず、2014年度秋学期の学生の回答率は10%という数字にとどまりました。低回答率の原因としては、授業中にアンケートを行っていた時は回答しないと教室から出られなかったのに対し、授業時間外になるとわざわざアクセスして回答する学生が予想より多くなかったということ。また、いつでもできるとかえってやらない、特に不満がない場合は答えなくていいと学生が考えていた、などが推測されます。

また、集計結果に対して教員のアクセス数が18.7%にとどまっていたのも、意外な事実でした。そもそもマークシートの頃からアンケート内容を確認していた教員は少なかったのではないか、といった課題も新たに浮上しました。

良くも悪くも今回WEB化に踏み切ったことで、それまで曖昧になっていた様々なことが明らかになり、アンケートのあり方の見直しへとつながっていく結果となりました。

今後の取り組みは?

導入のメリットは多々ありましたが、回答率の低下はやはり大きな課題です。引き続き回答率を上げるための工夫に取り組んで行きたいと考えています。回答率の向上には、教員・学生の双方にアンケートの有効性を認識してもらう必要があり、かつ、学生へのフィードバックを目に見える形にして実感してもらう仕組みが重要です。まずは実施期間の延長を行いましたが教員からのコメント機能の追加等、アンケートに双方向性をもたせる方策を検討しています。

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